令和4年度 府中市立第二中学校 法教育出前授業報告

 令和5年3月2日(木)、府中市立第二中学校で、3年生全クラスにおいて法教育の出前授業を実施いたしました。今回は4回目の実施となりました。

 当日は、1クラスにつき、講師1名、サポート1名の体制で授業に臨み、例年通り、中学3年生の社会(公民)の授業内容であり、かつ行政書士の仕事にも関連する事柄として日本国憲法の中からテーマを選定し、「『公共の福祉』と『自由』のあいだ」と題して授業を行いました。

 授業では、行政書士業務の紹介、自由権について公民の授業の復習にもなる基本の講義を行った後、校舎の建築やSNSにおける他人のコンテンツの活用といった中学生にも身近な事例について質問を用意し、回答についてグループワークを行いました。

 グループワークは、生徒一人一人に配布されているタブレット端末を活用し、「ジャムボード」と呼ばれるグループワーク用のソフトを活用して行いました。
これは、それぞれの端末で作成したメモをグループで共有できる仕組みであり、他の人のメモを見たり、並べ替えて整理をすることができます。

 各グループによる発表の後、まとめの講義を行い、授業を終えました。

 内容の一部は、高校生、大学生のレベルに達し、難しいところもあったと思われますが、中学卒業を控えた生徒の皆さんに、学校で習ったことの理解を深める機会になっていたら幸いです。

 また、府中支部としては、今回のタブレットの活用にも見られるように、昨今の教育現場の進化にも対応し、法教育の内容を練っていかなければならないことを確認いたしました。

 今回、出前授業の機会を下さった校長先生、運営にご協力いただきました教職員の先生方、またいつも第二中学校とのご縁をくださっている府中市議会議員西村陸様にも、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 今後も実施の機会がございましたら、積極的に取り組んで参りたいと存じます。

(令和4年度企画業務委員会)