支部暴力団等排除対策研修会 開催報告

 令和6年2月14日(水)午後1時30分~4時00分、多摩市永山公民館視聴覚室にて、暴力団等排除対策研修会を開催いたしました。

 研修内容として、第一部は、藤後支部長より「クーリングオフ、内容証明郵便」について講義を行いました。第二部は、昨年度に引き続き警視庁多摩中央警察署 刑事組織犯罪対策課より警部の川畑徳善様を講師にお招きし「地域の反社会的勢力情勢」について、暴力団排除対策DVDの視聴も交えてご講義頂きました。

 今年度は研修会の聴講を行政書士会員のみとするのではなく、「防犯研修会」と称して一般市民の方からの参加も募ってみました。反社会的勢力等への対応を学ぶこと、管内の暴力団等の情勢及び特殊詐欺被害状況を知ること、また、市民の方と警察職員とが顔見知りになる機会を設けることは地域の防犯に資すると考えたからです。

 支部会員15名のほか、一般市民として多摩市民生委員児童委員、多摩市地域包括支援センター職員、稲城市民生児童委員、稲城市職員(市民協働課)、稲城市消費生活センター運営協議会委員、多摩市稲城市の社会福祉法人理事長等のご参加があり、総員27名での研修会となりました。

 暴排、防犯に関する知識及び情報の提供はもちろん、ご参加いただいた皆様の暴排、防犯意識を高めていただくとともに、街の法律家としての行政書士の存在や業務内容についてお知らせをする良い機会とすることができました。地域の皆様から「こんなに素晴らしい盛りだくさんな研修は初めてでした」と好評の声も頂き、支部暴排研修が役立つことを嬉しく思います。

 行政書士として業務を行うに当たり、意図せずに暴力団等が介入してくることも考えられる時代です。会員の皆様と皆様のクライアントを守るために、支部では今後も暴力団等排除対策の研修会を行っていきたいと考えています。

 併せて、会員の皆様には本会で行われている不当要求防止責任者講習の受講もお勧めいたします。ここでは反社会的勢力の情勢や不当要求などがあった場合の対処法についても学ぶことができ、講習受講修了者は「受講修了書」と「グリーンカード」を取得することができます。

 最後に本講習にご協力を頂きました警視庁多摩中央警察署の川畑様をはじめ、講習会にご協力・ご出席いただきました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

(支部長 藤後淳一 暴力団等排除対策委員会 支部委員 馬場妙子)